店長日記

サンドセル誕生秘話

2016年11月06日



サンドセルのアイディアが生まれてから今日でちょうど5年がたちましたので
ここでサンドセルの誕生秘話をお話したいと思います。

このサンドセルは、私の家内が二人のわが子の子育て中に、いかにわが子が安全でかつ安心で身体の負担なく、楽しく小学校へ通学できるようにできないかと考え、アイディアが浮かぶまで10年間かかりました、
それまでは、二人の息子が手荷物を持ちたがらないため、特に上靴などは道端に捨てたりして
「手に持つくらいなら裸足の方がマシ」とまで言っておりました。おかげで何足も上靴を買い替えました

そんな中、なんとかランドセルに入らないかと入れ方など考えたり、どうしても上靴が入らない時は
学校へ着くまで落ちなければと思いランドセルのカブセの間に挟んで強引にカブセを押し付けながらマグネットロックをかけていました。
それでも夏などプールバックなど荷物が多い時は夫婦交代で息子と一緒に学校へ持って行ったりもしていました

それに、給食袋などランドセルの横に引っ掛けてブラブラさせて通学させたくないと言う 家内の思いもありましたので、二人の息子の6年間は一度も引っ掛けさせて登校させることはしませんでした。
ブラブラして歩いているとどこかに引っかかったり、回りの人や物にぶつかったり
ましてや、自転車や車のドアミラーやトラックのタイヤなどに引っかかったらそれこそ大変な事態になるかもしれません。また、両手が手荷物でふさがっていたら横断歩道で手も上げづらいし、肝心な防犯ブザーもすぐに鳴らせないし、走って逃げることもままならず、転倒時など顔に大きな怪我を負ったりする危険性があります。

当時の小学校の校長先生も本来なら危ないのでやめさせてあげたいと言っていまして
先生方々の間では「引っ掛けブラブラ登校」と言っているようで、まわりの親御さんたちも同じ思いをしていました。きっとこういう思いを抱いている親御さんは全国にいるのではないかと思いました。

家内いわく、最近のランドセルは10kg以上負荷がかかるとナスカンが外れると言いますが、そもそも最初から引っかからないほうがいいのでは・・・・!?思っておりました。

なのでナスカンなんて必要ないと考えてランドセルの両サイドにバックを着けたら、上靴や給食袋や体操服など入り、手ぶらになり傘も持ちやすく地面からの跳ねかえった雨からも体操服や給食袋など濡れなくてすむと思い、家内のアイディアが浮かびました。

アイディアが浮かんだ当初からすぐに特許権や意匠権・商標権を独自で書類作成し取得しようと思っていましたので、商品名も同時に考えましたところ当時小学4年生だった次男が「ランドセルをサンドするからサンドセルはどう?」とアイディアを出してきたので即時決定し無事商標権も取得しました。


商品開発にいたりましては、私が家内に代わって試作品を自身で徹夜しながらミシンで作成し、取り付け方も片方だけでは、荷物を入れた際、身体のバランスが悪くなり、まっすぐ前に歩きづらいので両サイドのバックをPPベルトで上下と中間につなげ上下左右前後とバックが暴れないようにし、各有名ランドセルメーカー全てのサイズに取り付けられるように工夫し、試作品が完成したらすぐに

地域の親御様と子供たちにご協力していただき、実際に通学で使ってもらい、試作品を改良しては何度も何度もアンケートリサーチを経てやっとのことで商品化にいたりました。

発売開始当初の品質表示も手芸屋でネームタグアイロンシートを購入しパソコンで洗濯表示等を作って印刷いたしました。業者に頼めばいいのですが最低ロット数が1000枚以上となり費用もかかるので少しずつコスト削減のため自作で商品作りをいたしました。カバン縫製は内職の主婦の方に協力してもらい
自身でも作成したりして、材料等も自身で調達しました

現行の使用書もそうですが、パンフレットや取り扱い説明書も私自身の手作りでパソコンのイラストレーターで構成から文言に至るまで全部自分で作り、これまで開発日数には3年かかりました。

開発費用も各特許申請料や試作品費用など、かなりかかりましたがご購入していただいているたくさんのお客さまからのお喜びのメッセージをいただいており、今までの努力が報われたようです。

このサンドセルのアイディアは家内が考え商品名は息子が考え各特許・商品開発は私が行い
まさに、家族総出でアイディア商品として生まれました。

これからも、たくさんのお客さまのご意見・ご要望を取り入れながらサンドセルの開発を手がけて行きたいと
思います。







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